内容説明
離婚・恋人・別離、家族と動物、自殺未遂…。自らに真正直に生きる疾風波乱の愛の自伝。絵本にっぽん賞、赤い鳥文学賞などを受賞し、今もっとも輝いている作家の感動の書き下ろし!
目次
第1章 秋の日の白い封筒
第2章 騒々しくも真剣に
第3章 河原のクルミの木の下で
第4章 生きているということ
第5章 命、すばらしき賑わい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
65
小谷野敦氏が、アマゾンレビューで天下の奇書として紹介されていた本。児童文学作家であり、舟埼克彦の妻であった著者の、37歳から42歳の間の私生活を赤裸々に描く。小谷野氏は「お嬢さんで美人のナルシー」と書かれていたが。ここまで無防備で不器用なのは、ADHDかアスペルガー症候群の可能性があると思います(私自身、ADHDの当事者ですので、そう思います…) 一文一文がだらだらと長すぎる文体は、本人は「文学的」と思っているのだろうが、読みづらいだけで、お粗末。2023/07/27
ワッピー
35
読み友さんのコメントから。舟崎克彦ファンのワッピーとしては、唐突に現れ、また去っていった印象の元配偶者・靖子について気になっていました。この作品は41歳以降の、克彦と離婚する前後の時期からの経緯、そして年下の妻子あった獣医との結婚・病院の建設と疲弊、そして再離婚の経緯を描いています。克彦と共作の「トンカチと花将軍」「野ウサギのラララ」はワッピー内では日本ファンタジーの金字塔と思っていますが、その世界観の片鱗は感じ取れました。ただ、やたら衒学的なデータの羅列が文章を読みにくくしていますし、⇒2023/08/11
Shun'ichiro AKIKUSA
1
著者近影が美人。自分で不倫して、不倫相手に結局捨てられたのに自己肯定感がすごい。2016/10/03
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