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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
じょうこ
6
底本は昭和11年の暮れ発行。装丁、題字、見返しの絵、挿絵等、再現された昭和59年発行の随筆集であり、自伝であり。フジタさんの息吹を丸ごと感じられる。4歳の時のエピソードから始まり、仏国で出会った美術家のこと、絵のこと、訪れた世界各国のこと等、語られ、フジタさんの声が聞こえてくるような筆致。面白いです。そして、たくさんの線画による挿画。気持ちいい線。贅沢な読書時間でした。90年前の出版者にありがとう。2025/07/28
愛書卿
0
ピカソやダリともつながりのあった画伯の本。2016/11/19
ユカルティステ
0
画家、藤田嗣治の著書。文章がうまいわけでもなく構成もバラバラだけど、戦前に渡仏し大成した日本人画家の意見、特に、戦後大挙して押し寄せた画学生たちの甘っちょろさに対する苦言は現代にも通じる。昔も、留学した大抵の日本人は、日本人どうし固まって過ごしていたんだね、維新の時代に海外に学びに行った人たちは希有なほど優秀だったんだね、と思うと、普通の人の私はちょっと悲しい。2011/08/30




