内容説明
1941年、日米間にたれこめた暗雲はますます大きく拡がりつつあった。もし、戦端が開かれたならば、日本の勝利する唯一の道は緒戦の奇襲攻撃によって米軍に壊滅的な打撃を与える以外にない、と連合鑑隊司令長官山本五十六は考えた。その秘策として登場したのが真珠湾奇襲攻撃である。大西滝治郎と源田実は、ひそかに真珠湾奇襲の研究と戦闘訓練を開始した。
目次
真珠湾攻撃の発想
大西滝治郎と源田実
暗号戦の内幕
マーチン=ベリンガー報告の先見性
南雲艦隊のさむらいたち
世界最強の要塞
日本人スパイ吉川対FBI
行きづまる日米交渉
海軍航空のリーダーたち
戦力、目的、計画
最後の切り札〔ほか〕