出版社内容情報
【内容紹介】
片足をうしなっても、目の見えない主人を、暴走車からかばおうとした盲導犬サーブのものがたり。
サーブの左前足のきずは、大きくひろがり、足は三ばいほどにも、はれあがっていました。
レントゲンけんさのけっか、骨はおれていないことがわかりましたが、しんけいが、40センチメートルにもわたって、ずたずたに切れていることがわかりました。事故のときの「ねじれ」がげんいんでした。
――(中略)――
「足を切断する、ということですか?」
と、河西さんが、しずんだ声でききました。
「それしかないでしょう。」
サーブは、黒くうるんだ目で、じっと河西さんをみつめていました。――(本文より)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わむう
12
人間と動物の共存は当たり前のことだけど、世界中で人間が動物にする仕打ちがひどいことが多くて、この本のように人間と動物の種を越えた愛情を見ると考えさせられます。2016/03/07
Yumi Yamamoto
6
主人のオススメの本を読みました。 とても涙が止まらない号泣でした。 サーブの事は忘れない 勇気もらえた 素晴らしい盲導犬のお話 感動でした。2024/04/24
ひまわり
6
サーブが生きたのは昭和時代。平成になった今も盲導犬と視覚障害者の事故はなくならない。人間と犬の絆。多くの子どもたちに読んでもらいたい本。2016/10/13
︎💓ひかる💓
3
一人で良かったぁ〜もう、グチャグチャですわ、顔も鼻も出るわで…。サーブは自分の命を顧みずご主人を助けるなんてサーブの使命感と言えるのでは。2024/04/19
Shogo
3
盲導犬サーブは、主人の命令にさからい主人をつきとばし車にたちむかいました。その勇気におどろきました。2013/06/11