出版社内容情報
D・ブル?ナ[D ブル?ナ]
著・文・その他
舟崎 靖子[フナザキ ヤスコ]
翻訳
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
88
ミッフィーでおなじみ、ディック・ブルーナによる本格クリスマス絵本。シンプルな線と抑制された色使いで、クリスマスの静かな夜の奇跡と福音を優しく伝える。はじめ、羊飼いの元へ天使が現れてキリストの誕生を宣べ伝える。羊飼い達は星に導かれてベツレヘムの馬小屋へ。飼葉桶の中の幼子イエスに対面する。やがて、三賢者が現れて贈り物をする。さすがに、ヘロデ王は出てこなかった。2015/12/13
藤月はな(灯れ松明の火)
43
大学の書店のフェアで発見。私の大学はカトリック神言会系なので日本人は忘れがちだがキリスト教徒の方々には特別である、「クリスマス=イエス・キリストの誕生日」であることを実感させてくれる絵本。ミッフィーことうさこちゃんで有名なブルーナ氏が紡ぐクリスマスの由来は星の形や鬚を生やした三賢人たちなどの水らしい色使いも見れて必見。2013/12/18
sui
27
ディック=ブルーナさんのクリスマス本。本屋で一目見て「買おう!」と思いました。表紙の色合いが、お決まりのクリスマスカラーではないところが良かった!そして、子供が手に取りやすい大きさ、文字数、優しい絵。私自身、中学からずっとキリスト教の学校で育ったので、娘たちにも、クリスマスの意味を知っておいて欲しいなと思っていました。小さな頃から親しんできたブルーナさんの絵本。小さな天使が可愛らしいです。娘たちの反応も良く、買って正解でした。2016/11/05
ヒラP@ehon.gohon
26
クリスマスといえば、イエス・キリストの生誕を祝う宗教性の高い行事ではあります。 ですから、宗教性の強さに、いろいろな子どもがいる中での読み聞かせに躊躇する絵本も多いのですが、ブルーナの描いたこの本でなら許されるのではないかと思える絵本です。 キャラクター・ミッフィーで子どもたちに安心感を呼んだ作者の、マイルドな絵が素敵です。 クリスマスといえばサンタクロースという子にも、本当の意味を伝えられる絵本だと思います。2022/12/11
コニコ@共楽
23
クリスマスの時期になり、この本を見つけました。ブルーナの描くイエス生誕のくだりが、シンプルでくっきりと心に入ってきます。好きなのは、羊飼いや三賢者を導く星です。まるで、星の手を伸ばして、神の御子が生まれたのはこっちだよって示しているみたいです。マリアさまとその御子が描かれている絵の背景が真っ黒なのも暗闇に生まれた御子こそ世の星ということを暗示しているようで印象に残ります。2019/11/30