ヘンリー・ミラーのラブレター - ホキ・徳田への愛と憎しみの記録

江森陽弘

講談社（1982/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 294p／高さ 20cm
• 商品コード 9784062001809
• NDC分類 930.28

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[駄目男]

他人事で要らぬお世話なのだが、75歳になった時にいくら美人でスタイルがいい相手が現れたからといって28歳の女性と結婚できるかといえばNOと言いたい。第一、ピチピチの女性に皺々な肌をみせられますか。相手はキスも躊躇い、更に恥を忍んで言えば、こちらはもう勃起不全、相手はこれからが盛り、間違いなく不満が出てくるのを分かっていて、どうして互いに結婚に踏み切れるか理解に苦しむ、そんな老醜を曝すなんてまっぴら御免。女性遍歴百戦錬磨のミラーはどうしてしまったのか？47歳下の徳田浩子ことホキ・徳田に熱を上げてしまった。

2018/09/03

[澤水月]

75歳大文豪が47歳下のブンガク全く興味ない小悪魔日本女性に狂熱の恋文攻撃→肉体関係ない結婚→破綻の道筋。ホキの手記70末頃雑誌で読んだが肉体関係皆無はボカされていたので驚き（ヘンリー存命だったのかも）。金子光晴愛人や伊藤素子など超曲者女性聞き書き安心ブランド江森陽弘著、池田満寿夫証言やデビ夫人と対談させられかけ体験など時代の空気が良く伝わる。「金に途端に現実的になるヘンリーミラー」「手紙が来ない。どこへ行ったのだろう」写真説明が適当いとおかし。余談：派生調べで松岡正剛の狂熱初体験がネットにありこれも驚愕

2011/05/24

[cocoon]

佐野洋子さんが紹介されていたので。ホセ徳川さんは確かにヘンリー・ミラーを振り回すんだけど、そのさっぱりとした人柄で、イヤらしさを感じさせない堂々たる小悪魔っぷり！勉強になります＾＾

2011/01/19

[遅筆堂]

情けないおじいさんだなあ。みっともない。

2009/07/14

[yojohon]

大文豪が47歳年下の日本人女性に恋をして、熱烈なラブレターを送りまくる。徳田ホキは小悪魔だけど、惚れたが負け。ホキから手紙が来ないことを嘆く哀しきおじいちゃん。結婚は破綻したけど（そもそも普通の結婚ではないけど）、ヘンリーさんの愛情の深さが可愛いような、怖いような。

2013/12/21