出版社内容情報
【内容紹介】
想像の旅への誘い!
アトランティスからムーミン谷まで、ドラキュラ城から恐怖暗黒都市まで、そしてオズの虹の国から鏡の国まで、世界地図を電子顕微鏡でのぞいても見つからない「どこにもない場所」がここに集大成されている。もっともそれらの場所はココロをもっている人間であれば、だれにも親しい「どこにもある場所」だ。これは人間の想像力が紡ぎ出した「どこにもないが、どこにもある場所」への半永久的に使用可能な周遊券。この1冊でわたしたちはたちまち練達の空想旅行者になる。空想旅行列車はわたしたちの想像力を燃料にあっという間に光速よりもはやく走り出す。死の瞬間まで手離したくない書物である。――井上ひさし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本匠
11
〈川西空想書店 出店企画 出品本を読み直す〉 完全に読了した訳でもなく、読書メーターに載せるのはどうかとも思うのだけれど、この本も出品予定。買ったのは随分前、大阪の古本屋だった。監訳の高橋康也に惹かれて買ったのだと思う。大切に読んでくれる人の所に行けばいいな。2016/10/18
e r i .
10
たまに捲るとすごく楽しい。海外文学に疎いので見る所は有名な場所ばかりだけども。ムーミンランドとかネバーランドとか人魚の国とか。実在しない場所と分かってても読んでいるとなんだか行ける気がして真剣に読んじゃいます。2015/01/07
Natsumi
5
実家。パラパラと眺めるだけでも面白くて、新しく読みたい本が増えていった。
鴨の入れ首
1
イギリス文学中心とした多くの物語に出てくる、架空の地名を並べた事典です。読んでいてとても楽しく、元ネタになった本を読んでみたくなる本です。読んでいて飽きることはありません。2024/06/01
イタロー
1
設定好きの読者は楽しめるのでは。パラパラみていると楽しい。2021/12/20