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講談社文芸文庫
糞尿譚・河童曼陀羅(抄)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061984813
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

出征前日まで書き継がれ、前線の玉井(火野)伍長に芥川賞の栄誉をもたらすと共に、国家の命による従軍報道、戦後の追放という、苛酷な道を強いた運命の一冊「糞尿譚」。郷里若松の自然と人への郷愁を、愛してやまない河童に託し夢とうつつの境を軽やかに飛翔させる火野版ファンタジー、「河童曼陀羅」。激動の昭和を生き抜く庶民的現実と芸術の至高性への憧憬―聖俗併せもつ火野文学の独自の魅力に迫る。

著者等紹介

火野葦平[ヒノアシヘイ]
1907.1.25‐1960.1.24。小説家。北九州市生まれ。父は若松港石炭仲仕の親方。早大在学中、佐藤春夫に傾倒、浪漫的な詩や小説を習作。大学中退後郷里に帰り港湾労働者のストライキを指導。1937年、応召入隊直前に同人誌に投じた小説「糞尿譚」で芥川賞受賞。報道部に転属を命じられ、『麦と兵隊』に始まる兵隊三部作を発表、大ベストセラーとなる。戦後、戦争協力の廉で追放指定を受ける。50年、追放解除後、父母をモデルにした自伝的長篇『花と龍』、戦中戦後の自己の精神遍歴を投影した『革命前後』(芸術院賞受賞)等を発表。純文学、大衆文学双方で膨大な著書を残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ひなきち

29
◼「糞尿譚」…仕事(汲み取り業)に、一生懸命励む彦太郎。愚かで不器用な性格が故に、先祖代々の田畑を売り払うはめになり、政治にも利用されてしまう。読んでいてとても歯がゆかったが、ラストシーンは…なぜか清々しく感じた!◼「河童曼陀羅」…珠玉の短編集。全てが素晴らしかった!目的を遂げたからといって…幸せ?ううん、虚しさを感じるときもある。だから悩んで立ち向かう今を大事にしよう!河童たちが大事なことを教えてくれた。2017/12/02

かず

25
★★★Audible。2017/10/10

井戸端アンジェリか

14
【芥川賞・直木賞作品を読む】日本一臭い小説だそうで、それだけでもワクワクです。 糞尿の利権を巡る駆け引きや、最後の大盤振る舞いも含めてちょっと切ない。好人物なモデルが居た事も切ない。話は笑えなかったけれど、ウンコと聞いたら黙ってはいられません! 私が男を顔で選ばず金に目がくらんでいたなら、今頃はウンコ夫人と呼ばれ、産んだ子供はウンコ屋の子とか呼ばれていじめられ、いじめた子の家にバキュームカーで乗り付け玄関先をウンコ山盛りの刑にして高笑いざますな日々を過ごせたのにな~と思うと今が平凡で少し退屈。ビバ!ウンコ2015/10/16

13
★★★★☆(昭和12年芥川賞作品。土地の豪農として何代も続いた家に生まれながらも主人公の代になって壊滅の危機に瀕し、その原因たる主人公の鬱勃たる事業欲と、相反する周囲の人間の冷ややかな目。苦難の中で今に見ておれ、今に見ておれ、という執念だけが彼を支える。そして、ついに希望の光に手が届く時に・・ウンのない・・いやウンだけはある一人の男の物語。「折から、佐原山の松林の陰に没しはじめた夕陽が、赤い光をま横からさしかけ、つっ立っている彦太郎の姿は、燦然と光り輝いた。」が・・凄ざまじい。12篇の河童曼陀羅もいい。)2012/05/15

白黒豆黄昏ぞんび

11
河童好きは必読!2012/09/15

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