講談社文芸文庫<br> 小林秀雄対話集

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講談社文芸文庫
小林秀雄対話集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 386p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061984165
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報



小林 秀雄[コバヤシ ヒデオ]
著・文・その他

秋山 駿[アキヤマ シュン]
解説

内容説明

日本を代表する最高の知性・小林秀雄が、戦後に残した歴史的対話十二篇―。坂口安吾、正宗白鳥、青山二郎、大岡昇平、永井龍男、河上徹太郎、三島由紀夫、江藤淳、中村光夫、福田恆存、岩田豊雄、田中美知太郎の十二名を相手に、文学、美術、作家の生き方等、多彩なテーマを自由闊達に語り合い、人生の妙味と真実に迫る感銘深い一巻。格調高い精神のドラマが交響する第一級の文学史的資料。

目次

伝統と反逆(坂口安吾)
大作家論(正宗白鳥)
「形」を見る眼(青山二郎)
現代文学とは何か(大岡昇平)
批評について(永井龍男)
美の行脚(河上徹太郎)
美のかたち(三島由紀夫)
誤解されっぱなしの「美」(江藤淳)
白鳥の精神(河上徹太郎)
文学と人生(中村光夫;福田恆存)
日本の新劇(岩田豊雄)
教養ということ(田中美知太郎)

著者等紹介

小林秀雄[コバヤシヒデオ]
1902・4・11~1983・3・1。評論家。東京生まれ。東京帝大卒。1924年、『ランボー作品集』に出会い、文学の出発点となる。29年、「改造」の懸賞評論で「様々なる意匠」が二席に入選。翌年から「アシルと亀の子」などの文芸時評を始め、プロレタリア文学の観念性を衝き、批評家としての地位を確立。それは同時に、近代批評の創始でもあった。以降、昭和文学のひとつの中心をなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ももたろう

27
「ロシアという、外国には違いないんだけれども、あの頃は実際に外国と思って読んでないんだ。みんな自分の事だと思って読んだからな。勝手な読み方をしているわけだが、一向勝手だとは思わない」(小林秀雄)2017/03/25

fseigojp

16
難解きわまる初期批評とは、また違って文壇きっての対話名人の面目ここにあり2015/08/18

tieckP(ティークP)

6
再読。どうも現代では感想という行為への評価が下がっていて、感想ではくだらないことを言おう、頭の良いことは論文という(多くは無縁の)世界に任せようという態度が広まっている。でも小林のこれは磨き上げた感想である。これを楽しめないひとの多くは「感想にしては賢すぎるからありえない」「しかし論文にしてはいい加減すぎる」となるのでは。確かにいまは賢すぎる感想は求められず、感想は凡庸な感想を共有して共同体の一員になるため用いられているけど、感想を感想のまま磨き上げるということに憧れるひとにならきっと響くものがあるはず。2019/04/08

Tomoichi

6
正宗白鳥との対話が一番面白い。小林秀雄は脳みそを刺激してくれます。

KA

4
坂口安吾との「伝統と反逆」、大岡昇平との「現代文学とは何か」は、内容そのものよりも当時の文学情勢を知る史料的価値の面白さが勝っているが、「美のかたち」をめぐる三島由紀夫との対談はめっぽう面白い。1957年時点ですでに三島は、1960年代に台頭するポストモダニズム小説の、そのフォーム探求が隘路へと至る必然性を見抜いている。『金閣寺』刊行翌年、32歳の若き才能は、文壇に君臨する小林秀雄に「堕ちてもいいんだ。怯んだらだめですよ」と言われ、「いつ落ちるかわからない。馬に乗ってるようなもんだな」と返す。いや見事だ2021/03/11

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