講談社文芸文庫
雲のゆき来

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061983991
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

彦根藩二代目藩主の生母・春光院の弟、青春時代には江戸の噂になるほどの艶名を売り、やがて隠棲、僧侶としても文筆家としても一代の名声を担った元政上人。彼の清冽な詩の世界に遊び、事蹟を訪ねる旅に出ようとした「私」は、父への憎しみを跡付けるための旅をする一人の国際女優と同道することに。幸と不幸の間で揺れ続ける二つの旅の終着は…。現代文学の可能性を拓く詩的で知的な冒険。

著者等紹介

中村真一郎[ナカムラシンイチロウ]
1918・3・5~1997・12・25。東京生まれ。東大仏文科卒。1942年、福永武彦、加藤周一らと「マチネ・ポエティク」を結成し、47年『1946文学的考察』を刊行する一方、『死の影の下に』で戦後派作家として認められる。以後、小説、詩、評論、戯曲、翻訳と多分野で活躍。王朝物語、江戸漢詩にも造詣が深い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

137
著者の奥深い知識が 感じられる作品である。 江戸時代から 現代に流れる 古典への 造詣が語られる。美人女優 楊嬢と 古都を巡りながら、現代と 江戸時代を ゆき来する …古典に対する 素養の深さが 高雅である。 昭和の作家の 日々が なぜか懐かしい…そんな雰囲気の作品だった。2020/03/13

isbm

2
★★★2019/12/03

Masa

1
中村真一郎さんの作品を初めて読んだのは1954年発表の「夜半楽」、それから四季4部作を愛読し、氏は私の最も大事な作家の一人であり続けていました。「私」の意識の流れを追い、フィクションなのか、私小説なのか、境界が曖昧なまま、そこが氏の表現上の真骨頂と私は思っています。若い混血女性とその父親、元政上人と母親、の関係性を描きながら、普遍的な生を問いかけています。2024/05/16

Mark.jr

1
確かな技術と知性を持ってしっかりと組み立てられたモダンな建築物のような小説2018/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/207151
  • ご注意事項

最近チェックした商品