出版社内容情報
似顔絵描きのおじさんは、実はのっぺらぼう。「顔を描いてくれ」と言われたぼくは……? ちょっとこわくて、心あたたまるお話。 1年生から一人で読める童話シリーズ、「どうわがいっぱい」の新作です。
夕方の公園で出会った、似顔絵描きののっぺらぼうのおじさん。
「ぼく」は最初逃げようとしますが、勇気を出して、おじさんの顔を描いてあげることに。
ちょっとこわいけれど、心あたたまるお話です。
書籍・雑誌・広告で活躍中のイラストレーター、タムラフキコ氏の、雰囲気のある絵がぴったり合っています。
●あらすじ
ある夕方。友だちの家から帰る途中、ぼくは公園で額縁を売っている露天を見つけた。
「あなたの にがおえ かきます 50えん」
と書いてある。
安いので描いてもらうことにしたけど、おじさんはずっと下をむいたまま、顔も見ずに描くので、似顔絵はぼくにぜんぜん似ていない。
「おじさん、へたくそー。下ばかり見てないで、ぼくをよく見てかいてよ。」
すると、おじさんは、
「そんなにいうなら、ぼうず、おまえがかいてみな。がようしじゃなくて、わしのかおにちょくせつかいてくれないか。」
と言って、顔をあげた……!
ぼくは全力で逃げようとしたけど、
「やっぱり、こわいのかー。」
というおじさんの声に、立ち止まった。
ぼくは、よわむしじゃない! それに、こののっぺらぼうのおじさんは、そんなにわるい人じゃない気がする。
ぼくは、ゆうきを出して引き返し、絵筆をとって、おじさんの顔を描きはじめた??。
※1年生漢字のみ使用。ルビつき
そうま こうへい[ソウマ コウヘイ]
著・文・その他
タムラ フキコ[タムラ フキコ]
著・文・その他
内容説明
よるのこうえんでであった、にがおえかきののっぺらぼうのおじさん。ぼくは、さいしょにげようとしたけど、ゆうきをだして、えふでをにぎり、おじさんのかおをかきはじめた…。小学1年生から。
著者等紹介
そうまこうへい[ソウマコウヘイ]
1945年、岡山生まれ。コピーライター、絵本作家
タムラフキコ[タムラフキコ]
長野生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
ほんわか・かめ
刹那
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
ととろ