内容説明
スペインの不思議な魅力。オリンピック開催の地バルセロナ、万博の地セビリヤ…。逢坂剛氏のミステリー小説の舞台となった都市の人、フラメンコ、芸術の見どころを紹介。
目次
スペイン出会いの旅
首都・マドリード
城塞都市・トレド
芸術都市・バルセロナ
大学都市・サラマンカ
回教都市・コルドバ
驚異都市・セビリヤ
海洋都市・カディス
名酒シェリーの本場・ヘレス
栄華都市・グラナダ
現代スペインを読む・知る・学ぶ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
325
私は残念ながら未読だが、直木賞作の『カディスの赤い星』をはじめ、スペインを舞台にした作品を何篇か書いている逢坂剛氏の監修。たしかにスペインは私たちを魅了してやまない。私が一番惹かれるのはイスラム教とカトリックが混淆したムデハル様式の街と建築物であり、フラメンコ(バイレ=踊りだけではなく、トーケ=ギターやカンテ=歌)であり、ベラスケスやゴヤ、あるいはピカソやダリの美術であり、ガウディである。スペイン料理もまた郷土色豊かで、いずれも絶品である。本書は、どこまでもあの光と影の国への憧憬をかきたてるのである。2019/01/03
Radwynn
3
若き日にフラメンコに魅了された作者が、スペインについて熱く語る。流石に直木賞作家と云うべきか、非常に洗練されていて読み易い。巻末には大雑把なスペインの歴史や紹介も。フラメンコに傾倒する作者だけに、南部に重点が置かれ、北部の紹介は殆どなし。かろうじてサラマンカのみ。2011/11/02
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