内容説明
旧約聖書外典は、ユダヤ教団によって異端的な書として廃棄され、主としてキリスト教団の手を経て今日まで伝えられてきた。下巻には、ダニエルを主人公とした知恵物語として有名な「スザンナ」「ベールと龍」、イスラエルの知恵の思想を伝える「ソロモンの知恵」、黙示文学の「第四エズラ書」「エノク書」を収録。
目次
スザンナ
ベールと龍
ソロモンの知恵
第四エズラ書
エノク書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
39
知恵文学や黙示文学が殆どなので宗教色を強く感じました。教養として読むには向いていないでしょうね。2021/11/18
優希
38
知恵文学や黙示文学がおさめられているので少々難しく感じました。神学的教養として読みました。知恵の思想や黙示文学に興味があるので面白かったです。2023/09/26
マウリツィウス
12
【旧約外典偽典再観】旧約聖書の異形翻案としての性質を兼ねた無神論追放論とも定義出来る文書集成はストア派的側面を孕みその意味では異端的要素は実質排斥されている。またグノーシスの表象は新約異端と鑑みるとこの文献の真相もまた把握可能だ。つまり古代ユダヤ教においての神話論文は時代の危機を伝えようとした救済信号でありそれが徐々に綻びを続ける。この時代において語り得た事実は一つだろう。新約聖書とは必然から導かれた告知預言の結実、外典の使命とは復活=人類史の普遍救済論の胎動なのだ。使徒教父との同一性は創世記より始まる。2013/05/04
roughfractus02
10
下巻の本書には5書が収録される。知恵文学の「スザンナ」「ベールと龍」「ソロモンの知恵」では日常生活で成功する知恵(ホクマー)を知恵を擬人化した助言者が主人公に助言を与える形式で記される(助言者階級の存在)。「第四エズラ書」「エノク書」の黙示文学は、第二神殿の再建から破壊まで(BC589-AD70)までの歴史をメシアを待望する物語として記される。聖書の解釈に留まらない多様な解釈が可能で、多言語に翻訳されたゆえか外典に収められる。世俗的/宗教的なテーマは、ユダヤ社会の維持に共有すべき不文律であることがわかる。2026/02/03
鐵太郎
5
上巻は偉人の挿話といった感じで読みやすかったのですが、下巻は「スザンナ」や「ベールと龍」以外は、選ばれたユダヤの民がいかに神の教えに従わなかったかという話や、ソロモンの知恵の話とか、宗教的な説教話が多い。興味深い考え方や心に沁みる箴言も多いのだけど、のんびり楽しんで読むにはきついッス。2016/10/16
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