講談社文芸文庫<br> テレーズ・デスケルウ

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講談社文芸文庫
テレーズ・デスケルウ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061975699
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

自分の夫の毒殺を計ったテレーズは、家の体面を重んじる夫の偽証により免訴になったが、家族によって幽閉生活を強いられる。絶対的な孤独のなかで内なる深淵を凝視するテレーズは、全ての読者に内在する真の人間の姿そのものなのだろうか―遠藤周作がノーベル賞作家フランソワ・モーリアックと一心同体となって、〓揚した日本語に移しかえたフランス文学の不朽の名作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

102
子供の頃、人生は希望に溢れていて何者にもなれると信じていた。しかし、自分の性格は変わらないどころか、それが理想への足を引っ張ると思い込み、自分は自分以外にしかなれないと悟った時、人生は不確定な不安に包まれる。冷笑的なテレーズは、自分の意志ではない結婚によってそれを思い知った人間だ。だが、テレーズはその空虚さを埋めよう努力する事も、偽りの感情を作り、信じ込もうとはしない。だからこそ、どこまでも自分に向き合い、袋小路に陥ってしまう。そしてある意味、ベルナールもテレーズも自分以外の人の事を愛していない。2019/01/02

みあ

100
何度「テレーズは私だ」と心の中で叫んだだろう?何度「あなたは私だ」とテレーズに向かって呼びかけただろう?モーリアックは何故私の気持ちをこんなに理解しているのだろう?こんな読書はひさしぶりである。実を言うと大学生の時に繰り返し読んだのだが、ここまで砂漠のような孤独とひりつくような痛みを感じたりはしなかった。ただ、胸の奥で何かが引っ掛かっていた。いつかは再読するだろうとも思っていた。その時が来たのだ。テレーズの孤独や痛みは私のものである。テレーズは私の身代わりに神を棄てたのである。私を救うために。2018/11/08

新地学@児童書病発動中

79
因習に縛られた田舎の生活の中で内面的な自由を求めようとする女性(テレーズ)の物語。テレーズの内面の描写と一続きになった物語の舞台になるアルジュルーズの自然の美しい描き方が強い印象を残す。どんな人でもテレーズのように仕事、家庭、結婚と言った普通の生活を超えたところにあるものに憧れを持つことがあるだろう。テレーズは私たちの分身とも言える。夫を肉の塊とする性愛に対する厳しい視点がいかにもカトリックの作家という気がした。(続く)2013/07/09

みっぴー

54
『テレーズ・デスケルウ』-呪文じゃないです。人名です。結婚により、人生そのものを牢獄にしてしまった女、テレーズの話です。〝生にくたびれた女〟テレーズは、訳者遠藤周作の永遠のヒロインであるばかりでなく、その不安定な精神で多数の文学者を魅了する文壇界の魔性の女です。私の感想としては、物事には向き不向きがあるように、結婚も同様なのだということ。あっちこっち飛び回るテレーズの精神を家庭に閉じ込めるのは、はじめから不可能だったのでしょう。現代に生まれてたら、絶対バックパッカーになってたな…と感じました。2016/07/26

壮の字

50
モーリアック、フランス文学の初太刀。思いっきりアウェイのパーティーに参加した気分ではある。楽しくもないし、興奮もしない、悲しくて涙を流すこともない。訳者の遠藤周作が惚れ込んでいる作品だという。『沈黙』執筆中も側に置いてページを繰っていたそうだ。被害者は夫妻のどちらになるのだろう。「自分(テレーズ)は家庭を破壊しなかった。だから破壊されるのは自分だろう。」彼女にも「助かろう」という下心があるんだよなぁ。単純に被害者とも言い切れないところがある。著者はこの作品でノーベル文学賞を受賞。名作なんだろうなぁ。2017/02/19

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