内容説明
農業はダメな産業、弱い産業だと思ったら大間違いだ。農業こそは、ソフト型のハイテク産業である、頭脳労働が決定的に重要な知的集約型産業なのだ。いま、全国各地のアイデアに溢れ、ビジネス感覚を導入した農業が高収益をあげている。彼ら農業革命のイノベーターたちの経営スピリットは、日本農業を成長産業へと変えつつある。良い農家・良い農協のケーススタディに見る、農業革命を担う経営スピリット。
目次
いま農業がおもしろい―農業革命を担うイノベーターたちの哲学と行動様式
心優しいイノベーター(神奈川・平塚)
国際通勤農業(岡山・洋ラン)
独創技術が銘柄産地を創る(静岡・メロン)
産業おこしで地域貢献する農協(鹿児島・マルイ農協)
いつでも先進地の愛知農業(愛知・三河花卉)
競争原理による地域農業の発展(愛知・渥美キク)
情報産業の長野高原野菜(長野・南佐久川上村)
開拓時代を生きた先哲たち(北海道 麦・酪農)
自由化に耐えられる農業をめざす(北海道・稲作)
10年先の消費者嗜好を読む(青森・弘前リンゴ)
農業北上論(岩手・リンドウ)
バイテクによる在来品種の堀り起こし(山形・花卉)
欧米に学び伸びる仲間たち(群馬・養豚)〔ほか〕