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内容説明
黄巾賊の乱より10年、天下の形勢は大いに変っていた。献帝はあってなきものの如く、群雄のうちにあっては、曹操が抜きんでた存在となっていた。劉備玄徳は、関羽、張飛を擁するものの一進一退、小沛の城を守るのみだった。打倒曹操!その声は諸侯のうちにひろがり、国舅董承を中心に馬騰、玄徳など7人の謀議はつづく。誰が猫の首に鈴をつけるのか。―選ばれたのは、当代一の名医吉平。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
158
第三巻は 曹操台頭の巻である。 北方をめぐる 袁紹、呂布、曹操の争い …反曹操で 結集する董承の乱は 献帝の不遇な状況が、華流ドラマと重なり、興味深い。 袁紹対曹操の戦いにおける 関羽、劉備の 立ち位置が 著者らしい…そんな印象の巻だった。 2020/02/02
chiru
140
自ら敵を作り、当然の如く味方を裏切る。呂布は反社的アウトサイダーとして乱世を生き抜いた最強の武将⚔ 主を何度も鞍替えし、容赦なく人を殺す呂布はある意味、純粋な人だったのかも。孫堅の激しい進撃。呂布の手で暗殺された董卓と呂布の処刑。玄徳・張飛の元から、曹操陣営に移る関羽。曹操と袁紹のライバル視。様々な人物の人間味が増して、自然に感情移入できる世界観がたまらなく好き💕 自然淘汰な人員整理で人が動き、参謀荀彧と郭嘉、軍師賈詡が加わりますます楽しみ🎶 関羽に恋するように心酔する曹操の気持ちが切ない💧 ★52020/06/18
茜
120
優柔不断な呂布がとうとう曹操に敗れて処刑の身に。そして名医吉平が曹操毒殺計画を企てるものの失敗に終わる。巻末の方では関羽は曹操に気に入られ、赤兎馬を貰ったり厚遇されるが関羽は玄徳の元へと旅立っていく。関羽の忠義心が素晴らしかった。2021/04/12
優希
93
状況が変われば立場は変わるもの。曹操が抜きん出た存在になったように見えました。一方で劉備、関羽、張飛の関係は一見離れているものの、その繋がりに綻びなどないことは、義兄弟の強さならではでしょう。たとえ関羽が曹操の下にいようとも。諸侯たちのそれぞれの打倒の声が響き、続く戦に誰を見つめていこうかと思わされますね。2018/12/18
yun.88.yu
63
今まで猛勇を奮っていた呂布の死、梅林での英雄を論ずる曹操と劉備、また、曹操暗殺失敗による劉備との確執と三国志でだんだんと三国時代に活躍する英雄達が大きな行動を起こす巻。何年ぶりかに読んだが、吉川さんの三国志は曹操の悪の面が強く、読んでいても彼の行動すべてが悪いことのように見える。更に劉備は善の面が強く、一方的に曹操が悪いように見える。個人的に曹操が好きなので不快にならないか不安だった。しかしそれでも面白く読めた。次は個人的に一番好きな袁紹との全面対決なので楽しみ。2012/12/29




