内容説明
物を透視する先天的な“眼”の才と直感が対象を眺め、いじり、抱き、そして離れて再度見入って掴み取る。“物が見える”とは何か。“美の窮極”とはどんなことか。批評家、本の装幀家、陶器鑑賞家青山二郎の一体なにが小林秀雄、中原中也ら昭和の文人達の心をかくも捉えたか。彼らの隠れた精神的な支柱であった“昭和の異才”の芸術、文学へ向けた自由闊達な批評。文庫版初収31篇。
目次
鎌倉文士骨董奇譚
独り言
追悼文
小林秀雄と30年
小林のスタイル
大岡昇平
交友録を語る著者
読者書道を語る
中山義秀
最も善く出来た田舎者
夜眼、遠眼、傘の内
陶経
ピカソの陶器
琳派について
バアナード・リーチ
映画評
日本の陶器
北大路魯山人
魯山人伝説
夢二の魅力〔ほか〕
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