講談社文芸文庫<br> 宮沢賢治覚書

講談社文芸文庫
宮沢賢治覚書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784061961203
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

大正十三年四月『春と修羅』上梓―賢治二十八歳、この夏、それを手にした心平二十一歳。至純な天性が、もう一つの“異数”の天性に“出会い”、画期的な“言葉の宇宙”に鋭く感応する。日本近代詩史の勃発的事件―「宮沢賢治」。賢治評価の第一ページを拓き、その全集を編集した草野心平の限りなく深い理解と熱意溢れた“讃歌”。

目次

宮沢賢治覚書
四次元の芸術
「春と修羅」に於ける雲
賢治文学の根幹
賢治詩の性格
「農民芸術概論」の現代的意義
宿命的言葉
無声慟哭 その解説
オホーツク挽歌 その解説
宮沢賢治・人と作品及び解説
二つの極
一つの韻律
宮沢賢治全集由来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風斗碧

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私が宮沢賢治を好きになったのは、この人がいたからだと再認した本。この人がいなければ宮沢賢治も現在こんなに世に出ていなかったろう。草野心平の宮沢賢治研究はもっと世に出ても良いと思う。「けれども~抹殺箇所に就いてなら私は作者に反対である」こんなことが書けるのは己が詩人という人種に自負のある草野心平ぐらいだからだ。賢治の死後、完全に無名の作家の作品を散逸させず、曲折経て全集を出したその尽力に涙する。2023/08/08

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