出版社内容情報
負けてたまるか!が口ぐせのネネコさんと、れいぎただしい女の子リンちゃん。ねこの町を舞台にえがかれる年がはなれたふたりの友情。夏のはじめ、日曜の午後。
小学4年生のリンちゃんが、並木道をすいすいと、かけぬけていきます。友だちと会うために、急いで公園に向かっているところです。「お先にごめんなさい」と、どこかのおばあさんを追いぬいたら、「負けてたまるか!」と、しわがれ声が、リンちゃんの耳もとをかすめて……。
意外なかたちで出会ったリンちゃんと、負けずぎらいなおばあさんのネネコさん。リンちゃんは、ネネコさんを、クラスのみんなでつくる劇の主人公にしようと思いたちます。一方、ネネコさんは、リンちゃんのすがたに、わかいころの自分を重ねるのでした。
年がかけはなれた見ず知らずのふたりの友情の物語。
1 追いつ追われつ並木道
2 名案なし、アイデアもゼロ
3 走らない、やくそく
4 おばあさまは、まじょの顔
5 計算テストとボタンつけ
6 サンド作りは、お手のもの
7 玉子サンドに花たばそえて
8 いちどきに、みんなが会えた、つながった
森山 京[モリヤマ ミヤコ]
著・文・その他
野見山 響子[ノミヤマ キョウコ]
著・文・その他
内容説明
リンちゃんは小学四年生の女の子。ネネコさんは「負けてたまるか!」が口ぐせのおばあさんです。ひょんなことからネネコさんに出会ったリンちゃんは、ネネコさんを、クラスのみんなと作るげきの主人公にしようと思いたちます。その日から、リンちゃんは、ネネコさんにもう一度会えないかと、さがしはじめるのですが…。年がかけはなれた、見ず知らずのふたりの友情の物語。小学中級から。
著者等紹介
森山京[モリヤマミヤコ]
作家。『こりすが五ひき』で講談社児童文学新人賞佳作入賞。その後、「きつのね子」シリーズ(あかね書房)で路傍の石幼少年文学賞、『あしたもよかった』(小峰書店)で小学館文学賞、『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社)で野間児童文芸賞、『パンやのくまちゃん』(あかね書房)でひろすけ童話賞、『ハナと寺子屋のなかまたち 三八塾ものがたり』(理論社)で赤い鳥文学賞を受賞
野見山響子[ノミヤマキョウコ]
画家。東京農業大学応用生物科学部バイオサイエンス学科卒。ゴム版画によるイラストレーションを制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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