出版社内容情報
本棚の下に転がった桃色のボタン。引っ越しで取り残されたドアのノブ。身近な「小さなもの」をあたたかく見つめる短編童話集 本棚の下に落ちている桃色のボタンが、クリップや五百円玉などと会話を繰り広げる「すきまの闇」や、大好きな家族が引っ越してしまい、取り残された玄関扉のノブの気持ちを描く表題作「ドアのノブさん」など、身近にある「小さなもの」に目を向けた短編童話集です。
やさしくてユーモラスでありながら、ハッとさせる視点の鋭さ。童話界の新しい才能、大久保雨咲(うさぎ)さんの作品を読むと、何気ない日常を見る目が変わります。
収録作
すきまの闇
ドアのノブさん
線のむこうがわ
背中あわせのともだち
裏がわのナマズ
(全5話)
★物語は、こんなにも近くにひそんでいたのか!
自分の世界を持ちはじめたあなたに、ぜひ読んでほしいのです。
(丸善 丸の内本店 兼森理恵さん)
★雨咲さんのことばは、楽しい響きと、しあわせをはこんでいる。
まったく新しい童話作家だ。
(子どもの本専門店 メリーゴーランド 増田喜昭さん)
★大久保雨咲さんは、モノたちの心が鮮やかに読み取れるのですね。
毎日の暮らしがなんだか楽しくなるような気がします。
(MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 森口 泉さん)
★ちいさなモノたちにも、キラキラ光る日常がある。
彼らの声が聞こえる子どものうちに、ぜひ読んでほしい。
(クレヨンハウス 子どもの本売り場 若林 桜さん)
すきまの闇
ドアのノブさん
線のむこうがわ
背中あわせのともだち
裏がわのナマズ
大久保 雨咲[オオクボ ウサギ]
著・文・その他
ニシワキ タダシ[ニシワキ タダシ]
著・文・その他
内容説明
ボタンも、えんぴつも、ドアノブも、くつしただって、しゃべってる!?あなたのすぐ近くにいる「小さなもの」をあたたかく見つめる、5つのおはなし。小学生から大人まで。
著者等紹介
大久保雨咲[オオクボウサギ]
1975年、三重県生まれ。三重県四日市市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」主宰の「童話塾」で創作を学ぶ。第21回「ニッサン童話と絵本のグランプリ」優秀賞受賞。第9回「飛ぶ教室」作品募集童話部門(光村図書出版主催)で優秀作。2011年に『ずっとまっていると』(そうえん社)でデビュー
ニシワキタダシ[ニシワキタダシ]
1976年、兵庫県生まれ。イラストレーションの仕事を中心に幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ケ・セラ・セラ
まるす