わくわくライブラリー<br> つくしちゃんとすぎなさん

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わくわくライブラリー
つくしちゃんとすぎなさん

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  • サイズ A5判/ページ数 138p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784061957633
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

小学2年生のつくしちゃんと、一人ぐらしのおばあさんのすぎなさん。すっごく年のはなれたふたりだけど、すっごく仲良くなれるかな?小学2年生のつくしちゃんは、「魔女」の家のわきをとおらないとおうちに帰れません。そのおうちの垣根のすきまからのぞくと、見たことのない草がはえているお庭と、青い三角形の帽子をかぶったような白いおうちが見えます。
そこに住んでいたのは、すぎなさんというおばあさんでした。すぎなさんが庭で育てているのは、シソ、アロエ、ドクダミ草、サンショウにバジル、月桂樹にトウガラシ……。垣根に〈毒がある草もあります〉なんて注意書きをはるから、魔女だなんて誤解されてしまうのです。
ひとりぐらしで、あまり人とお話することのないすぎなさんは、垣根のすきまからのぞいたモスグリーンのお目目の女の子が、とっても気になるようになりました。すると、なわとびを忘れたことに気づいたつくしちゃんが、すぎなさんのおうちにやってきて……。

小学2年生のつくしちゃんと、おばあさんのすぎなさん。年の離れたふたりが、それぞれの目線で、交互に物語をリレーしていきます。赤ん坊もお年寄りも、外国の人たちも、みーんな手を伸ばせば届くところにいるんです。
すぎなさんのお庭でとれたハーブや植物でつくったお料理が、とてもおいしそう!

つくしちゃん、帰り道
すぎなさんが、ふふっ
つくしちゃんの楽しみなこと
すぎなさんと町内会長さん
つくしちゃん、あせる
すぎなさん、ふきげんになる
つくしちゃんの決心
すぎなさんとつくしちゃん
つくしちゃんとすぎなさん
すぎなとつくしのひみつ
つくしちゃん、春の気分
すぎなさんも、春の気分
つくしちゃんのもやもや
すぎなさんのすてきな思いつき
つくしちゃん、いたいところだらけ
すぎなさんの縁側で
つくしちゃん、魔法にびっくり
すぎなさんのかわいい弟
つくしちゃん、ママと仲なおり
すぎなさんの一大事
つくしちゃんと魔法の葉っぱ
すぎなさん、ふたたびふきげんになる
つくしちゃん、目がまん丸に
るなちゃんと魔女の家
すぎなさんの弟がにっこり
すぎなさん、帰ってきたけれど
つくしちゃんと、かいじゅう風ジラ
すぎなさんとお祝いのクッキー
つくしちゃんとこわいおじいさん
すぎなさん、歩くおけいこ
みんなでティーパーティ


まはら 三桃[マハラ ミト]
著・文・その他

陣崎 草子[ジンサキ ソウコ]
著・文・その他

内容説明

小学2年生のつくしちゃんは、「魔女」の家のわきをとおらないとおうちに帰れません。そこに住んでいたのは、すぎなさんというおばあさん。ひとり暮らしで、あまり人とお話することのないすぎなさんは、垣根のすきまからのぞいた若葉の色をしたお目々の女の子が、とっても気になるようになりました―。小学中級から。

著者等紹介

まはら三桃[マハラミト]
1966年、福岡県北九州市生まれ。2005年、「オールドモーブな夜だから」で第46回講談社児童文学新人賞佳作に入選し、翌年、『カラフルな闇』と改題して刊行。2011年、『おとうさんの手』(講談社)が読書感想画中央コンクール指定図書に選定される。2012年、『鉄のしぶきがはねる』(講談社)で坪田譲治文学賞を受賞、翌年、第4回JBBY賞を受賞した

陣崎草子[ジンサキソウコ]
1977年、大阪府生まれ。大阪教育大学芸術専攻美術コース卒業。絵本作家、児童文学作家、歌人として活躍している。『草の上で愛を』(講談社)で第50回講談社児童文学新人賞佳作に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

43
少し気難しい、一人暮らしのおばあさんと、転校してきたばかりの女の子。草木に溢れた庭のなかで、ふたりのふれあいを描いた、ほのぼのとしたストーリー。気分屋で、大人げないところのあるおばあさんですが、そういう感情の描写にむしろ親近感を感じました。少女とおばあさん、それぞれの視点で描かれているのがいいですね。2015/11/29

杏子

22
ハーブや花に囲まれてるけど、毒草もある魔女の家に、緑の目をした女の子が!と洋風な雰囲気のなかでのあえてのつくしちゃんとすぎなさん、でした。今どきの話なのかな?お母さんはイギリス人、お父さんが日本人。イギリスのおばあちゃんの話も出てくるけれど話だけ。つくしちゃんとすぎなさんのちょっとあったかいストーリー。町内会長さんがあんまり悪役でなかった。2016/05/16

遠い日

18
小2のつくしちゃんとおばあさんのすぎなさん。二人の名前が二人の縁を物語るようで、ほほえましい。たくさんの植物の世話をしながら、独り暮らしをしているすぎなさんは、近所の子どもたちから「魔女」とあだ名される、少々偏屈なところのある老人。二人の日常が交錯し始め、楽しいことも困ったことも、絡み合っていく中で、見えてくる心のバランス。お互いの望みと困惑を、素直にさらせば解決の糸口も見えてくる。町内の人間関係、つくしちゃんの家族構成、いろんなところに作者のまはらさんの思いがしかけられていて、物語にその熱を感じる。2015/12/07

mntmt

13
おばあさんと女の子の交流。親以外の信頼できる大人のお友達がいるって、しあわせなことだと思う。2019/08/10

信兵衛

9
微笑ましく、温かな楽しいストーリィ。ほっとさせられます。2015/11/22

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