出版社内容情報
「ひまわり洋品店」にはすてきな品々がいっぱい。それを買いに今日もお客さんがやってきて……。「つるばら村」シリーズ第7弾つるばら村で「ひまわり洋品店」を営むはるかさん。お店には、洋服、糸やボタンなど、すてきな品々が売られています。木の葉のブローチとひきかえにブラウスを買っていった若者、むらさきの服に身をつつんでスカーフを注文した美しい女の人、何十足ものくつしたを探しにきたひげのおじいさん……。短いながらに情感あふれ、胸をあたたかいくする短編ファンタジー12話。「つるばら村」シリーズ第7弾。
茂市 久美子[モイチ クミコ]
著・文・その他
柿田 ゆかり[カキタ ユカリ]
著・文・その他
内容説明
つるばら村の「ひまわり洋品店」には、洋服、バッグ、アクセサリー、糸やボタンなど、すてきな品々がならんでいます。ある日、ひとりの若者がやってきて、木の葉のブローチをおいていきました。ふしぎにみちた、十二か月のファンタジー。小学中級から。
著者等紹介
茂市久美子[モイチクミコ]
岩手県に生まれる。会社勤務を経て執筆活動に入り、『おちばおちばとんでいけ』で、ひろすけ童話賞を受賞
柿田ゆかり[カキタユカリ]
埼玉県に生まれる。日本デザイン専門学校卒業後、フリーのイラストレーターに。書籍や、数々の幼児誌の挿絵を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
61
今回は洋服屋さん。 季節によって色が変わる木の葉のブローチを持ってきたキツネさん?タヌキさん。 その中でも特別なブローチを貰った店主のハルカさん。その後色々な不思議さんと出会えるようになりました。 聖夜の星が好きです。 自分の子供の眼の中に「希望の星」が入っていたら、親は嬉しいでしょう。 ウサギの蚊帳もいいですね。 節分に「鬼は外」ではなくて「春よ来い」と言いながら豆を撒くのもいいですね。 ほのぼのしました。2015/11/04
ミーコ
46
今回も素敵なお話に出会えました❣️ おひな祭りのお話と、蚊帳のお話が特に良かったです☺️ 毎回 動物達が出て来てワクワクさせて貰えます♪ 今日はシリーズの『大工さん』と『はちみつ屋さん』を借りて来ました。読むのが楽しみです? 2017/11/03
masa@レビューお休み中
46
つるばら村理容店の隣にある「ひまわり洋品店」が、今回の舞台です。はるかさんのお店には、洋服のほかに、アクセサリーやバッグ、糸やボタンといったものも取り揃えています。そんなひまわり洋品店に、ブローチを持ち込む若者がいたり、紫色のスカーフを届けて欲しいと頼まれたりと不思議な出会いがあります。物語の中では、素敵な道具がたくさん出てきます。色が変わる木の葉のブローチも、四つ葉のクローバーで作った蚊帳も素敵だなぁ。ウサギが作った蚊帳は、実際にあったら買ってしまいますね。毎晩、この蚊帳を使ってグッスリ眠りたいなぁ。2012/11/23
はるぽん🐰道草中🐱
37
つるばら村シリーズ☆今回はひまわり洋品店の若い奥さん、林はるかさんが主人公(娘の陽菜ちゃん、夫の晴郎さんも出てきましたよ)心あたたまる不思議な12ヶ月のお話♪洋品店っていうから、私の町の寂しい商店街を想像してしまいましたが…ひまわり洋品店は大丈夫!季節の洋服やアクセサリーなど、素敵な品々が並んでいました。「ウサギの蚊帳」では、懐かしさにひたってみたり、「キツネのひなまつり」では、キツネ親子のおもてなしにニッコリしたり(*^^*)それから、毎回楽しみなのが茂市さんのあとがき。物語と同じくらい好きです♪2015/02/10
小夜風
30
【図書館】つるばら村の「ひまわり洋品店」の林はるかさんのお話。ご主人は春郎(はるお)さんで娘さんは陽菜(はるな)ちゃんで、みんな「はる」が付くんですね♪今回もまた最初のお話が最後に繋がっているのですが、「お父ちゃんは、キツネじゃないもん!」に笑っちゃいました。こんな風に実生活の中にも、キツネさんやタヌキさんやイノシシさんが紛れているのかもしれませんね。私たちが気づかないだけで……。2015/09/09
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