出版社内容情報
小学5年生の少女の世界をいきいきと描く。ひとりぼっちの5年生、ノリコの前に出現した巨大な二人の女の子。乱暴だが心の温かい彼女たちとの出会いは、コワイけどメチャクチャ楽しい日々のはじまりだった 小学中級から
内容説明
ひとりぼっちのあたしが、よりによって、なんであんなヒトたちの仲間に…?“伝説の巨大女”とよばれているシノちゃんと“ボンバー”というあだ名のアリサ。クラスの中でうきまくってるヒトたち。でもこのふたり、けっこういいヒトたちなのかもしれない…。小学中級から。
著者等紹介
花形みつる[ハナガタミツル]
1953年、神奈川県に生まれる。著書に『ゴジラの出そうな夕焼けだった』『永遠のトララ』『花形みつるの《こどもの事情》講座』『ドラゴンといっしょ』(野間児童文芸新人賞受賞)『サイテーなあいつ』(新美南吉児童文学賞受賞)などがある
浜田桂子[ハマダケイコ]
1947年、埼玉県に生まれる。絵本に『あやちゃんのうまれたひ』『あそぼうあそぼうおとうさん』『ぼくがあかちゃんだったとき』。イラストエッセイに『おかあさんも満一歳』『アックンとあやちゃん』などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BlueBerry
2
大人が読んでも十分楽しい♪短いからサラッと読めちゃうしね。まだ10にんしか登録してないとか勿体無さすぎ(笑。図書館で借りて読めばよいと思うよ!2013/02/25
だいきち
0
クラスで問題児の女子ふたりと行動せざるを得ない内気な主人公。過去に万引きを強要され、やってしまったことが暗い影を落としている。暴力的で横暴なふたりの友だちによって振り回されつつも、自分の居場所を見つけていく。2016/11/02
yhossy
0
小5読書タイム用。2011/11/30
KUAD
0
初めは、えっ、変な奴と思わせる悪役が、だんだんと話の進行に合わせて、意外な一面が明らかになって行く。いつしか主人公の置かれた複雑な状況も解き明かされてゆき、気がつくと、予想外な癒しや変化が起きる。これが花形さんの得意パターンだな。分かっていても胸に迫ってくる。そういう意味では児童文学における成長譚としては王道を歩むパターンだ。2011/08/18
はぐれ猫
0
一人称で書かれた児童書だったので。内気で、友達をうまく作れない主人公。なぜかクラスでも乱暴者で浮いている女子二人にどつかれたり振り廻されたりしながらも、一緒に過ごしてしまう。いやって言えない自分に落ち込んだり。いい子以外認めないお母さんにも遠慮したり。10歳にしてすでに遠慮しかできないのに、自由奔放な二人に引きずられながら時運の意志を持つことを知っていく。2001年の作品。だいぶ乱暴なことしていますが、等身大の作品と感じた。女子の一人称は「あたし」なんだなぁと。参考になった。2018/07/21