内容説明
おばあさんが、カーテン屋さんをはじめました。へやのまん中にミシンをおいて、カタカタ、カタカタ、かろやかに、すてきなカーテンがぬいあがっていきます。海の色のカーテン、ちょうちょうのねむりをさまたげない黒いビロードのカーテン、ねこがあこがれていた、リボンもようのカーテン…。季節のうつりかわりとともに、いろいろな注文がまいこみます。心があらわれるような、10編の小さなファンタジー。
目次
1 カーテン屋さんのカーテン
2 海の色のカーテン
3 月夜のカーテン
4 秋のカーテン
5 ねこの家のカーテン
6 歌声のきこえるカーテン
7 ピエロのカーテン
8 お正月のカーテン
9 雪の日の小さなカーテン
10 春風のカーテン