内容説明
家を建てたい人、増改築したい人に贈る。“木の心”を知りつくした名人の知恵。設計から造作までを工程順にわかりやすく解説。失敗しないための家づくりのノウハウ。
目次
棟梁の知恵袋（１） 住宅設計（木の家は火に強い；十年一区切りの家づくり；子ども部屋優先の設計はおかしい ほか）
２ 仕事の頼み方（設計と施工は分離したほうがいいか；設計士は大工と気心の知れた人を；大工に頼む前に ほか）
３ 部材選び（土台には脂の多い部材を使う；筋のある木は腐りにくい；土台はヒノキ以外ではヒバがよい ほか）
４ 基礎工事、建前（地盤の強さを知らないと基礎工事はできない；地盤は必ず杭打ちで確認する；安いつもりが高い買い物 ほか）
５ 屋根工事、床組み工事、下地工事（屋根下地の仕組み；野地板は乱子に張る；トントン屋さんさようなら ほか）
６ 造作工事、仕上げ工事（仕上げ材はきちんと養生する；敷居の摺動部にはサクラの皮を張る；四枚建て襖は召し合わせが上の間に ほか）
７ 左官工事、設備工事（合理化で消えていった左官の技術；大壁になって消えつつある貫き工法；モルタル壁の防水紙は厚いものを ほか）
８ 増改築（増改築を考えるに当たって；増改築工事はベテラン大工に頼む；新築より金がかかることが多い ほか）
