内容説明
黄色と黒のダンダラの髪の毛をふりたてて、魔法博士が呪文をとなえると、天野少年の身体はフワリと宙に浮き、闇に溶けていった。驚く観客の耳に響く虎の咆哮…。天野少年はいずこに?行方を追う少年探偵団も、するどい牙に襲われて、虎にさらわれてしまった。明智先生助けてー(『虎の牙』)。『透明怪人』併録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カニック
9
大人になってから読むとツッコミどころ満載ですが確かにあの頃に戻れる大切な作家さんです。2022/08/25
壱片時乃
1
透明怪人は少年探偵団シリーズをこれまで読んだ中で一番好きな作品。久しぶりに読み返してみたが、忘れている部分も多々あり面白かった。最初に読んだのは中学生のころで、その時は純粋に楽しめたが、今読んでみるとかなり無理のあるトリックの連続でそこが気になった。しかしそれでも実現可能なトリックでこの世に透明人間を生み出し悪事を働かせるという発想の面白さと、息をつかせぬ筋書は見事だと思う。2013/02/16
ともちん
0
透明怪人のトリックがまさかでびっくりした。ワクワクさせられる。2016/09/04