山岡荘八歴史文庫<br> 小説 太平洋戦争〈4〉

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山岡荘八歴史文庫
小説 太平洋戦争〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p
  • 商品コード 9784061950955
  • Cコード C0193

内容説明

米軍の南太平洋諸島への反撃は、圧倒的物量とともに予想以上の速さだった。ガダルカナル、ニューギニア―退路のない南の島で、弾薬、食糧の補給が尽きた日本軍は、たちまち泥地獄に追いこまれる。ガ島ではかろうじて掉尾の撤退作戦だけが成功を見たが、苦闘の中にこそ指揮官の真の姿が現われていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

37
多数の餓死者を出した、ガダルカナル島の戦闘と同じ頃、ニューギニアにおいても泥沼に喘ぐ日本軍の彷徨いが始まっていた。連合軍の圧倒的物量と機械化、そして"合理"に、当時の日本人の闘志と奉仕というかけがえなき義務感(相応しい言葉が見つからない)で対抗する。夏服で巍々たる山脈を超え、飢え傷つき、辿り着いた先は砲火の嵐。著者が何度も筆を折りかけた描写は、読者にもその景色の中に放り込まれる。そして時を経ずして、後世に語り継がれる愚策、インパール作戦が実行される。愚策を強行した愚将は戦後生き残り、作者に語った事は次巻。2024/01/20

イプシロン

19
ニューギニア、ビルマ。インパール作戦前半で4巻は幕を閉じる。個人的にはニューギニアの戦いが一番悲惨だったと思う。ガ島、サイパン、沖縄などは戦闘期間が短かったからだ。が、ニューギニアは違う。昭和17年7月から終戦までの3年もの間、辛苦をなめ続けのだから。前進、転進、死守、撤退、また死守、撤退につぐ撤退。総行程は直線距離で約千キロ(東京~九州南端)を超える。その間、四千m級の山系をいくつも超え、ジャングル内の道なき道をスコールを浴び、戦いながら歩いたと考えればよいだろう。むろん食料、弾薬は絶望的状況でである。2015/10/04

ambi@oita

7
昭和17年6月ミッドウェー海戦に敗れた後のニューギニア作戦(昭和20年敗戦まで)と昭和17年初頭より始まるビルマ戦線から19年3月インパール作戦開始まで。この巻でついに、山本五十六連合艦隊司令長官がラバウルの上空で、その生涯を天に還します。彼の最後までの足取りに読み取れるメッセージを忘れずにおきたい。彼を失った後の日本の戦況の詳細には胸が痛むばかりです。山本長官の見込み通り、物資、科学技術についてだけでも圧倒的な国力の差が急速に生じているのにと、目を背けたくなるような残酷な運命が待ち受けてます。2013/08/28

ゲンゲン

4
つくづく日本人は我慢強い民族だと感じる。我慢強いから物質的に不十分でも精神力で頑張ってしまう。欧米人は我慢しないから常に新しい発見発明により便利さを合理的に追求できるようだ。帝国陸軍は常に貧弱装備で我慢しながら圧倒的な武器を誇る米軍に完膚なきまでにやられてしまう。戦後65年この我慢強さの文化と我慢しない文化が現代において再び対決がなされるだろう。それとも日本人はその精神力を既に失ってしまったか。ニューギニア戦線の安達第十八軍の悲劇は涙なしでは読み得なかった。日本人としてこの南方の悲劇は知らなければならない2012/01/13

Terry Knoll

3
ガダルダル ニューギニアと戦線が延びても、食料・武器・医薬品が補給できない。十分な装備を付けず高山と越える。都合の悪いことには目を向けず常に希望的観測で作戦を立てる。危機感を持たず前に進むことだけをと考える。現代の日本と同じでは?2012/03/11

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