- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 歴史
- > 講談社 山岡荘八文庫
内容説明
祐宮(明治帝)のご降誕をあざわらうかのように浦賀に現われた黒船は、徳川260年の泰平の夢を破った。日本の国力は安易な攘夷を敢行できるほど強固ではない。それを見こして列強は激しく開国を迫る。佐幕開国か尊皇攘夷か。世論はまっぷたつに割れ、孝明帝の条約不勅許をめぐって幕府の懊悩はつのる。
祐宮(明治帝)のご降誕をあざわらうかのように浦賀に現われた黒船は、徳川260年の泰平の夢を破った。日本の国力は安易な攘夷を敢行できるほど強固ではない。それを見こして列強は激しく開国を迫る。佐幕開国か尊皇攘夷か。世論はまっぷたつに割れ、孝明帝の条約不勅許をめぐって幕府の懊悩はつのる。