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- > 講談社 山岡荘八文庫
内容説明
幕末、日本近海には外国船が頻繁に出没し、徳川幕府の動揺をさそっていた。一方、貧窮のつづく禁裏では、ひとり今上の帝(孝明帝)が暗澹たる世情を憂いていられる。そうした折り、入内した中山慶子が懐妊、めでたく男子をあげた。この皇子こそ、幕末動乱のまっただ中に生を享けた明治天皇であった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
イプシロン
22
田中河内介を中心にして明治天皇――祐宮――誕生までが描かれる。仏教徒の蓮月尼と、皇室という神道を対比しつつ天皇とはいかなる存在かが語られてゆくが、通底には双方に生命尊厳の思想があるという。山岡の筆は俗世を捨てる仏門と、隔世されながら俗世に関わりをもつという神道を対比し、神道に一応軍配を上げている。だが、仏教徒には在家があることを忘れるべきではない、そういう描かれかたもしているのが面白い。皇室のしきたりや行事も描かれていて、なかなか勉強になった。「ありがとう」という心こそ大切であることを再確認できる良書。2015/10/10
東森久利斗
3
国家神道の体制下で現人神として祭り上げられ、さらに、日本軍の最高統帥権者として神的権威を持つ現人神として位置づけられ、教育勅語を通じて絶対服従の対象として国民を教育、戦争遂行の精神的支柱とされる天皇と皇室、その存在意義をあらためて考えさせられる。明治から昭和の時代、国民を暗黒の時代、破滅の道へ強いていく愚劣な貴族と士族の無知蒙昧、傲岸不遜、私利私欲、無為無策な能無し振り。日本人の心に根強くのこる皇室への想いが、如何に醸造され、その発火点がどこにあるのか、何となくわかるような気がする。2026/01/30
ハルサンダー
1
久しぶりに山岡荘八。明治天皇ってよく知らないな~と急に思い立ち。 一巻は当時の世相が中心で誕生まで、少し飛ばしながらの読了でした。2018/08/31
Genei-John
0
山岡荘八歴史文庫を読み進み、『明治天皇』まで辿りついたが、第一巻は誕生まで。『徳川慶喜』までの近代的雰囲気から、第一巻はいきなり中世的描写に逆戻りした感があり、しかし、実際、公家の生活は江戸時代でもそんな感じだったのだろう。2012/12/03
Tetsuya Suzuki
0
うーん…(笑)これからかな。2023/06/25




