内容説明
十一歳のロッテンは、ママといっしょに使用人部屋に住んで半年ほどがすぎました。ご主人の家の女の子、マリオンと“仲間”になって、ふたりだけの秘密ももっています。一月からの転校生ドリーがいじめの対象になると、ロッテンは、教師やクラスメイトから守ろうとします。そして、最近ママは、ロッテンに秘密をもっているみたい…。なやむことの多いロッテンは、自分だけの部屋がほしいと思うようになるのです。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
13
「エレベーターで4階へ」の続編。2002/04/20
こもも
5
シリーズものを読むと、大抵、どちらかの巻に軍配があがってしまうのだけれど、いやあ、この巻も最高でした。面白すぎます。やめられません。2010/10/21
ぱせり
4
自分の部屋があったら、というロッテンの願いは、うそをつきたくないから。誰にも覗かれる心配がない、説明することなく、自分のもの(秘密)をそのまま置いておける場所は、きっと誰にでも必要。自分の部屋とは、ロッテンの心そのものと思うし、成長の証みたいなものだろう。ロッテンのまわりも、ロッテン自身も、変わっていく。2021/06/16
ろばこ
3
シリーズ2。この巻も面白かった。3冊で終わるとか寂しい・・・。ネコちゃんの秘密、新しい友達、オルガのクロッカス。ママ。続き読もうっと。2014/12/10
かしこ
2
ママたちはフワフワ生きている。子どもはマグマのように怒って戦って、これじゃあ大人も子どもを育てるのは大変。2016/09/28
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