内容説明
米国民の毎日の買い物から、家族一人ひとりの保険にいたるまで、日常生活に広く浸透し、一企業というより、まるでアメリカの公共機関のようになってしまったといわれる、シアーズ・ローバック社。そのカタログは、聖書の次にポピュラー。中西部で生まれ、自由な社会基盤にはぐくまれた、シアーズ社の一世紀の歴史をたどり、〈消費者志向〉の発想とかくも愛される秘密を語り尽くす。
目次
序章 消費者が王様になれる国・アメリカ
第1章 ご不満の場合にはおカネはお返しします―シアーズの誕生
第2章 覇者への道
第3章 売れるものなら何でも売れ―保険業界への進出
第4章 危機の時代
第5章 甦る「王者」―さらなる多角化が新風を吹き込む
第6章 終わりなき挑戦―成功に導く真の消費者志向とは何か
終章 なぜ日本に“シアーズ”は育たないか