内容説明
幕末の日本に単身で渡来し、明治期を通して日本にギリシア正教を布教したニコライ大主教。さまざまな迫害に臆することなく困難をのりこえ、不屈の闘志と神への献身と日本人への愛をもって大いなる事業をなした。聖書を日本語に訳し教会の鐘を鳴らし日本人の心に、新しい信仰の火をともした。自らの使命に燃焼し尽した感動の生涯を描く。
目次
1 ニコライ大主教の事業
2 函館時代
3 日本における正教の布教
4 正教日本宣教団の組織
5 宣教の困難とニコライの理念
6 日本とロシアの親近をはかって
7 日露戦争時の日本の教会