内容説明
『パターン認識能力』というのは、「ものごとの本質的な特徴をなす型(パターン)を直観的に見分け、共通点を見出し、分類していく能力」のことです。初めて植物園にいった幼児が、それまで絵でしか見たことのなかった動物を見て、「あっ、ぞうだ。」「とらがいる。」などと、いい当てることがあります。絵の中のぞうは小さく、動きもしなければ声も出さないのに、いい当てることができるのは、絵のぞうから、実物のぞうのパターンをとらえて、同じものと見極める能力があるからなのです。動物の向きが反対のものがありますが、幼児は向きが違っても、本質的に同じ特徴をとらえる能力が豊かです。0~2歳。