内容説明
成人になって起こる痴呆、老年ぼけは脳血管性痴呆とアルツハイマー型痴呆の二つに大別されます。ぼけとはいわば〈からだの寿命〉に〈心の寿命〉がついていけなくなった状態。今、世界中でぼけの研究が進められており、近い将来、効果的な治療法が開発されるのも夢ではありません。本書では、ぼけの予防の第一歩として必要な正しい知識や適切な情報を、介護面では、豊富な具体例をもとに、すぐに役立つアドバイスをわかりやすく解説しました。
目次
序章 痴呆とはいったいなにか?
第1章 痴呆にはどのような特徴があるか?
第2章 痴呆とまちがえられやすい状態
第3章 痴呆はどうして起こるのか?
第4章 痴呆はどのような方法で診断されるか?
第5章 痴呆はどのくらいの頻度で起こるか?
第6章 痴呆のお年寄りへの対応と介護の実例
第7章 痴呆のお年寄りに合併するからだの障害
第8章 痴呆のお年寄りの介護とその対策を考える
第9章 痴呆は予防できるか?
第10章 痴呆の研究で最近どのようなことがわかってきたか?
終章 介護をする家族のかたへ―生きていくことをたいせつに