出版社内容情報
北欧の詩情あふれるファンタジー童話。 平和な毎日にあきてしまったムーミンパパ。ある日、家族をつれて海をわたり、小島の灯台守になります。一家は、島でつぎつぎとスリルに満ちた体験を……。 小学中級から
内容説明
パパは決心しました。一家で島にうつりすもうと。地図の上でみると、はえのふんにしかみえないけれど、そこは、パパにとっては一大王国だったのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
272
原題は"Pappan och havet"(スウェーデン語、パパと海)。邦題だとムーミンパパだけが海へ行ったかのようだが、ムーミンとパパ、ママ、そしてミイがみんなで連れ立って島に移り住んだのである。小野寺百合子訳は初めてではないが、山室静訳に慣れ親しんだ身としては、この人の訳文がどうも今一つしっくりとこない。さて、彼らは灯台のある島に移住するのだが、モランもまた後を追ってやってくる。そのモランのせいではないのだが、この島で彼らはあわや命を落としそうなほどの身の危険にさらされることになる。⇒ 2025/07/04
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
記入漏れ。ムーミンのおはなしでは1番好まなかった記憶。ムーミンパパはアニメのイメージが強かっただけに、島に移住することを決心したパパは、なんだか短気で思いつきで動いてる感じでした。2019/03/03
ペイトン
12
大海原に浮かぶ島へ行くムーミン一家。その島には大きな灯台があるのですが、何故か灯台守がいません。その代わりくたびれた恰好の無口な猟師がひとり住んでいました。パパは不機嫌になるし、ママもいつもとは違うし、不安な雰囲気が漂う作品でした。でも最後にはすてきな事が♪残すはいよいよムーミンシリーズ「ムーミン谷の十一月」のみとなりました。じっくりゆっくり読んでみようと思っています。2015/04/12
ぐっちー
11
最初は楽しそうだと思った島への移住。だけど家族の心はばらばらで噛み合わず、どうなってしまうのか心配になってしまった。更に謎の漁師、モラン、うみうまと心が通わない者たちが加わり、ムーミンを悩ませる。終盤、荒れ狂う海とパパが対話する場面は深い。それにムーミンがモランに会いに行く場面も。心通わない相手だと決めつけてしまっては何も変わらないのだ。ラスト、灯台に灯が戻って大団円を迎えた時は、明るいため息が漏れた。2011/09/03
ぱせり
11
暗くまがまがしいものへの不安と、美しいものへのせつないほどの憧れがぐるぐると混ざり合った不思議な世界でした。ムーミンパパのシルクハットと、灯台の明かり。どちらもなくしてはいけないもののような気がします。2011/03/02