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出版社内容情報
【内容紹介】
小学校低学年より
賢治の代表的な童話を美しい絵で表現した本
賢治の故郷、岩手に伝わるざしきぼっこのふしぎな話を4つ、賢治が聞き書きのようにしてまとめた童話です。季節の変化と岩手の風土を見事な色調でとらえます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
67
伊勢英子さんの絵が印象的です。ぼかした線、長く伸びた影、眩しい光と真っ暗な闇…。夢の中のような、遠い記憶を振り返るようなあやふやさ。賢治にしては珍しく、伝承を素直に物語にしているような気がします。「こんなのがざしき童子です。」という締めの言葉がいいですね。2018/07/23
yomineko@ヴィタリにゃん
60
読み友様からのご紹介本です📚絵も凄くいいです!宮沢賢治さんの文章にピッタリ合います。座敷わらし、、、会ってみたい。実在すると聞いた事があります😊2023/06/21
ちえ
46
長岡輝子氏の語りを聴いて、その言葉の優しさ、心地良さに驚いた。ざしき童子と書いて〈ざしきぼっこ〉。ちょっと怖くて寂しいお話に、日の光を含んだようないせひでこさんの絵が温かく少し寂しい。お話としては最初の、日の光が降る座敷にざわっざわっとほうきの音が聞こえる話が一番好きです。2021/09/22
みう
31
宮沢賢治の郷里、岩手県に伝わる〈ざしき童子〉を紹介する4つのエピソード。座敷に降り注ぐ日の光、川面を照らす月明かり。柔らかな自然光が幻想的で、話の不思議さを引き立てています。短くてあっというまに読めてしまいますが、味わい深く郷愁を感じさせる、日本のお話です。2025/04/10
ましろ
28
図書ボランティアのベテランメンバーさんがストーリーテリングで聞かせてくれました。音はすれども姿は見えず、いつの間にか輪っかの中に入り1人増えているわらし。~こんなのがざしき童子(ぼっこ)です~の一文が物凄く印象的で、ちょっとゾッとするお話しに背中がゾワゾワした。でも宮沢賢治の文章が心地よくていつまでも続きを聞きたくなる。伊勢英子さんの絵が今と随分違うと思ったら1985年発行、31年も前の絵本でびっくりした。2016/03/03