内容説明
ビーバーくんは、ひとりぼっち。大きな池のほとりにすんでいます。兄さんも弟もいません。姉さんも妹もいません。そのうえ、友だちさえいませんでしたから、かなしくて、とうとうなきだしてしまいました。すると、とつぜんビーバーくんの耳に、へんな声がきこえてきました。池のむこうぎしでも、だれかないているのです。ビーバーくんは、すぐにボートにのりこんで、友だちさがしにでかけました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
21
ヤッホーと私も、心の中で、さけんでみた。原題:Little Beaver And The Echo2016/04/16
たまきら
20
読み友さんから。コロラドでビーバーに執着したオタマさんですからもう大興奮。絵もすごくかわいいです。こだまは難しかったかな?山でやったんだけどね。2017/03/28
ochatomo
13
イギリスの絵本 「ねこのタビサ」の絵がきっかけ 著者紹介でセーラ・フォックス=デイビス(Sarah Fox-Davies)さんは動植物画が得意と知る ストーリーも行動する勇気を促す子ども向け絵本の王道という感じでいい 邦題もわくわくさせる 訳は木原悦子さん 原題“Little beaver and the echo” 元本1990年 1993刊2021/02/20
魚京童!
11
ビーバーなら泳げよって思ってしまうのはどうなのでしょう。2016/02/21
ヒラP@ehon.gohon
10
同じ言葉を返してくれる池の向こうの友だちは、多分途中からこだまだとわかる子が多いのではないでしょうか。 それでも、この本には思いやりと友だちがあふれています。 池の向こうの友だちをさがして、ボートを漕ぐうちに友だちができて、もう独りぼっちではありません。 そして、ビーバーの物知りじいさんの言葉には心打たれました。 こだまは、自分が悲しい時は悲しくて、楽しい時は同じように楽しいのだよ。 本当にその通りかもしれません。 自分と同じ気持ちになってくれる友だちがどこかにいるって、すごい励ましですよね。2016/10/07