内容説明
今日とうさんがお引越しをした。三人だった家がこれから、かあさんと私、二人になる。二人が別れるのは私のせいやないって、とうさんもかあさんも言うたけど、私のせいやないのに私に関係ある。あんまりや。両親の離婚にゆれる11歳の少女の心模様と成長を生き生きと描いて共感を呼んだ問題作、待望の文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
3
両親が離婚して蓮子はお母さんと暮らすことに。お父さんが別のアパートで暮らしていくのは『好きな時にいかれるお家』のような認識だったのに、蓮子にとって名字が変わるとかおもいがけない問題が起こってきます。2018/10/04
Natsumi
0
メモ:図書室
真帆
0
日本児童文学の特集に乗せられた。子どもと夫婦の間で「離婚」の認識にずれがあり、それをどうやって調整するかという話と認識。過去に住んでいた町を訪れるところが好き。このシーンは「もう終わったのだということを確認したかっただけ」っていう全然関係ないアニメの台詞がしっくりくる。