内容説明
吉野ケ里遺跡で注目されている弥生人は、古代朝鮮からの渡来人だった。彼らが最初に「国」を築いたのが九州の地で、渡来人文化を開花させる。韓国宇豆峯神社や大隅八幡に残されている資料は、それを雄弁に物語る。佐賀・長崎・熊本・鹿児島の各地を踏査し、古代日本の実像に迫る歴史紀行シリーズ第11巻。
目次
壱岐・対馬・肥前(九十九触の壱岐;対馬における神と仏 ほか)
肥後(塚原から荒帆神社まで;残っている朝鮮語「ネー」 ほか)
日向・大隅・薩摩・琉球(下北方古墳の出土品;「百済の里」南郷村 ほか)