内容説明
故国フランスを逃れて、アンジェリクは新教徒たちと共に、海賊レスカトールの船で新天地に向ったが、船の行き先をめぐって、海賊と新教徒の間に不穏な空気が生じる。苦悩する彼女を船室に呼んだレスカトールは、不意に黒い仮面を外した。恐怖の声を上げたアンジェリクが見たその人の顔は。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saba
2
一冊丸ごとアンジェリクとジョフレの煩悶というか懊悩というか、迷い、ブレる心情で行ったり来たりの巻。まあ、そりゃそうだね…お互いにお互いが一番の喜びを与えかつ受けることができる相手であり、それはまた一番の苦しみについても然りということか。互いに嗜虐的にも被嗜虐的にさえなっているようにも見える。リアルだ。。2016/09/12
punto
0
追記。2007/07/14
ponnelle
0
15年ぶりにやっと再会したってのに、人の苦労も聞かないで勝手に決めつけて冷たくあしらうなんてやなヤツになったもんだ。2011/01/14
のんき
0
(整理)