内容説明
エイズを超える悪魔のウィルスがロンドンのCIA秘密研究所から盗まれた。犯人はKGBの狂犬組織VKR。研究所の職員を皆殺しにし、一粒千人の殺人力を持つK‐7カプセルを手に、パリ、ニューヨーク、サンフランシスコをはじめ世界各地を転々と…。CIAはぐれ狼マクギニスとの決戦を描く傑作長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sachi
1
久々の一桁登録のスリラー小説です。1989初版で、1992に翻訳本版。米国に起こるバイオテロを追うCIAの諜報員が主人公。ソ連のKGB、イタリア、フランスのスパイも登場、冷戦の国際情勢を背景に小説は進んでいくのですが、何だか本で007を読んでる感じ。コンピューターの使い方や、鑑定の仕方の表現が、やっぱり時代を感じさせる気がします。訳本だからか、描写が口説い、、と思う所も多々あるものの、この手のスパイアクションものは、専ら映画やテレビの私なので、これはこれで新鮮でした。2017/02/08