内容説明
金融スキャンダルは、その病巣を取り除くことなく幕となった。バブル経済の崩壊で行政・大企業・金融が一体となった「もたれあい構造」が露呈した。大蔵省との癒着関係など馴れ合い資本主義を脱却しない限り、金融市場の健全化はやってこない。信用破綻を招いた現在、すさまじい生き残り競争が始まった。
目次
第1章 “会社本位社会”との訣別
第2章 証券会社損失補填の構造
第3章 銀行モラルなき拡大競争のツケ
第4章 バブル経済とは何だったのか
第5章 銀行・証券を襲う金融自由化
第6章 信用破綻の危機
第7章 腐敗構造を正す金融改革
終章 投資家・預金者反乱のススメ



