内容説明
特派員として5年半ソ連に滞在し、からだで確かめたモスクワの市民生活。はるか1917年、ロシアの革命家たちが目指したはずの搾取する者も搾取される者もいない無階級の社会、万人が平等の社会の現実はどうなっていたのか。先入観を排し、具体的な現実に即し、ふだん着の姿を率直に生き生きと報告する。
目次
1 住む・食べる
2 乗る
3 贈る(せびる)
4 持ち出せない(持ち込めない)
5 選ぶ(しめつける)
6 好きなもの
7 遊ぶ
8 観る
9 旅する
10 ソ連のなかのロシア
11 祈る
12 黙る
13 結婚する
14 対日観