内容説明
野々宮敬介は東都大学出身の新米医師。手術経験もほとんどなく、創口を鉤で開く、いわゆる「鉤持ち」の手伝いをやったことがあるだけ。そんな敬介に突然、伊豆富士浜にある町立病院に医長として赴任命令が出される。新米先生を興味津々で迎える伊豆の人々。青年医師の波乱の青春を爽快に描いた長編。
感想・レビュー
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myvi
2
古本屋。帯に書いてあるほど爽快でもないし、前近代的な内容(戦後間もない頃ならぴったりの描写)で、かつ主人公もかなりヤブ医者なので笑えないのだが、それでも爽やかな感じと西伊豆の素晴らしい自然の中で物語が進み、すいすい読めた2024/09/24
neneko
1
私も看護学校卒業後、整形外科配属されたので、本書の手術の描写とか、 若い医師の葛藤とか よく有りがちなことなので共感しながら読みました。 『作者の体験談も交えてるのかな?』位の 主人公の気持ちが現れてて面白かったです。 もっと、こんなふうな作品を読みたかっです。 2019/01/17
Teruyo Yamaguchi
1
新人お医者様の駆け出し奮闘記。まだ、そんなにエッチじゃなかったのがよかった。2014/03/09