内容説明
なぜかキャッツ・フードが大好きなバセット・ハウンド犬のルルを連れて、売れなくなった元ベストセラー作家の僕は、ロンドンにやってきた。ロックンロール世代が神とあがめた(今は大金持ちになり疲れ切っている)T・Sの自伝を書くためだ。輝いていた時代。青春。少し不器用に、優しく生きていた僕たち。だがその陰に恐るべき犯罪が―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
komaneko
24
再読。主人公のゴーストライター、ホーギーと別れた妻のメリリー、そして愛犬ルルの関係がいい♪ そしてとっても「チーズステーキ」が気になる♪ テンポが良くて実際のロックミュージシャンが一杯出てくるオシャレミステリー☆ 2016/07/31
Yuji
4
面白い!ロックスター伝説という設定がゴージャス。謎解き部分も不要なぐらいと思わせるのが、重要なのかもしれない。2014/01/05
ヤジ
3
初めて読んだ作家さんでした。ミステリーの定番である最も犯人らしくない人が犯人の典型ですかね。2025/09/11
lanikai
3
ホーギーシリーズ2作目。今回はイギリスが舞台で、大物ミュージシャンの回顧録を依頼されるところから始まる。前妻メリリーとは復活しそうでしない、微妙な関係。家政婦のパメラ、うちにも来てほしい~。今回のミュージシャン、実在の人物だと誰をイメージしているのかな?とか想像しながら楽しめました。2018/02/21
walkalong621
2
「他のあらゆるものに対する好みと一致してるんです」僕はコーヒーをかき混ぜた。「ソフトボイルドがいい」 森博嗣が影響を受けたとのことで昔読んだ二作目が面白かったので、一作目を読む。洒落た台詞の多さ、ミステリーの形をとりながら本格っぽくないところなど、確かにS&Mシリーズはこのシリーズのアップデート版と言えるかもしれない。主人公の元妻が主人公にメロメロすぎること、本格を意図していないとはいえ終盤になっても収束感(真相に近づくワクワク感)が薄い点が少し残念だが、次作と繋がる描写などシリーズものの楽しさはあった。2024/03/24
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