講談社文庫<br> 三姉妹探偵団〈4 怪奇編〉

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講談社文庫
三姉妹探偵団〈4 怪奇編〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061846340
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他

内容説明

長女綾子が大学のゼミ担当教授からたのまれた家庭教師の先は、雪の中の山荘で待遇も抜群。レジャー気分で3姉妹と次女夕里子の恋人国友刑事は山荘に出かける。そのうち、夕里子の友人たちまで押しかけ、山荘は大にぎやか。ところが一方では、奇怪な出来事が続発していた。さて山荘の人々の運命は?ますます快調の人気シリーズ第4作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

84
結果として多くの殺人事件。第4巻を読んで疑問。なくなった人の生い立ちや背景などが駄々草になっていないだろうか。一人一人、親があり、赤ん坊の頃がある。もう少し、丁寧にひとりづつの人生を描写してはどうだろう。死が偶然やってくることはあるかもしれない。一人一人の人生には意味があったことを記録すると、本質に近づけるのではないだろうか。三姉妹探偵団を読んでいて、少しづつ、違和感が積み重なって来た。人生の描写の不完全さではないか。憎悪とか、嫌悪ではない。人生の描写を読者にまかせるという姿勢はあるのかもしれない。2010/05/08

みかんめろん@RS

32
「綾子は哲学的思索に耽っていた」冒頭からもう笑いました😄雪深い山荘でのホラーストーリーは赤川先生の得意なところ。展開が巧みで読んでいて心地いいです。いつだって三姉妹はにぎやかで逞しい😊。平易な文章なのに上品でユーモアがたっぷり。軽妙でお洒落で姉妹愛が強くてマイペース。気持ちがスッと明るくなります。強運の女神に護られた3人のピントのずれた会話がどうにもおかしいw。初期の赤川先生らしい面白さでした。三姉妹大好き☘️星4つ★★★★2024/10/26

あなご

31
三姉妹探偵団シリーズ第4弾。長女綾子が頼まれた家庭教師は雪の中の山荘で待遇は抜群、しかも三姉妹も一緒に滞在していいという。休暇中の国友刑事や次女夕里子の友達も行くことになったがうますぎる話に不安を抱く夕里子。いやに大人びた教え子の少年、姿を見せない父親、到着早々行方不明になった少女。閉ざされた山荘で事件が始まる!今回は怪奇篇というだけあって最後まで不気味な雰囲気を楽しむことができました。やはりうますぎる話に乗せられてはいけませんね。2013/11/27

Yu。

30
突然現れる少年の予言により命を救われる事となる三姉妹だが。。。今回は雪に覆われた山荘で起こる怪事件に巻き込まれる例の姉妹プラス次女の彼氏&親友というお祭り的なサイコサスペンスミステリー。確かに“怪奇篇”というだけの事あってかなり不可思議かつ刺激的な内容ではあったが、被害者達の心情を察すると素直に「ああ~、やっぱりこの姉妹面白いわ~」とは軽はずみに言えないなかなかディープな内容。2015/11/29

HiroNuma7

21
シリーズ第4弾。ひょんなことから年末に山奥の別荘で家庭教師をすることになった長女・綾子。他の姉妹と刑事・国友も同行を許可されます。そこで起こる事件。お決まりの電話の不通、雪の影響で交通網遮断。犯人の行動や途中で明かされる動機に「んなアホな」と思い、更に追加される犯人への動機付けに「その手段を有効にしたら何でもありじゃん」とツッコミを入れちゃいました。他にも不可思議なことが起きたり、普段読む推理小説とは一味違う楽しみ方が出来ました。最後に、前作で仲良し程度だった夕里子と国友が恋人になっていたのにはびっくり。2016/10/04

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