内容説明
ジャパン・パッシングの裏にひそむアメリカの対日戦略を明らかにし、日本の悲劇は官僚主導の政治と経済運営にありと分析する。戦後40数年、政経分離の幻想に浸ってきた日本人に、個人の生活改善や企業戦略の実施に当たって、政経不可分の思想と行動を、気鋭の在米経済学者が具体例を引きながら展開する。
目次
第1章 戦略オンチの悲劇―アメリカにカモられた日本
第2章 「ザ・ジャパン・プロブレム」
第3章 日本を食い潰す無能官僚―売上税騒動と御用聞き外交
第4章 マスコミと官僚のなれあい―東芝・ココム事件をめぐって
第5章 官僚による統制経済の悲劇―怒れ日本のサラリーマン
第6章 日本教とアメリカ教―ユダヤにこだわると世界が見えない
第7章 危機管理―政経不可分の経営戦略
第8章 甦るアメリカ―これが米企業の21世紀戦略だ
第9章 造反のすすめ―アメリカとのケンカの仕方教えます
第10章 ブッシュ政権の対日政策―新大統領で圧力増大か