内容説明
愛の物語・ギリシア神話を生き生きとやさしく書下ろす。絵画・彫刻・オペラなどの西洋芸術に接したり、外国人と会話を交わしたりする時に必要とされる“常識としてのギリシア神話”。若い世代のために、さまざまな愛の物語の宝庫としてその面白さをストレートに伝え、美しい挿し絵をちりばめた必携の一冊。
目次
１ 神々の権力争い
２ オリュンポスの神々―ゼウスとその一族
３ その他の神々
４ 神話の人々
５ さまざまな愛の物語
生き続ける神話―あとがきにかえて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うにせん
7
ギリシア神話には興味があるものの、基礎知識となりそうな作品を読みたくて探しても意外となくて、たまたま図書館で見つけて手に取った本作がまさに初心者でも楽しめる入門書のような作品だった。名前は聞いたことのあるような神々たちの話が興味深く読めた。たまに記憶にある話もありつつ、初めて知れた話が多く楽しめた。恋多き神の多いこと。欲望や怒りに忠実な生き様の狭間に、失敗も多く、「人間らしさ」も垣間見える神々。一度読んだだけでは誰がなんだったか記憶まではできないけど、物語を知れただけで読んでよかった。あとがきが長すぎた。2025/02/24
那由多
5
初心者向きでわかりやすい。
より
1
★★★2018/04/18
ぼん
1
ギリシア神話初級編としてすごく読みやすい内容。有名なエピソードのさらにエッセンス部分を抽出して平易な表現で書いてあるのではじめてギリシア神話に触れる人にはとても良い本だと思います。所々に配された挿絵も良いもので（賛否ありましょうが）その神のイメージ形成に役立つのではと思われます。残念な事に筆者も書かれていますがいくつかの重要なエピソードがごっそり割愛されていますので、これ１冊さえ読めば全体を網羅できるという訳にはいかないのでその点はご注意を。総じてギリシア神話を読んでみたい人にはお勧めの１冊です★★★☆☆2015/08/21
ヒロセ
1
とってもやさしい語り口のギリシャ神話。「あのはなしどんなラストだったけ？」とか確認するときに役立ちそう。入門書にもおすすめです。2010/06/18
