内容説明
誰からも「よい子」と愛されていた少年が、ある夜、突然、両親を殴り殺した。一体、今は何が正常で何が異常なのか。この一家の両親にも、次男にも、異常なものなどどこにもなかった。正常な少年を駆り立てた動機とその異常な行動の間の「真白」な闇とは何であったのか。現代っ子の意識に潜む狂気を暴く。
目次
第１章 発覚
第２章 私刑（リンチ）
第３章 時代
第４章 家出
第５章 浪人
第６章 殺意
第７章 凶行
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこまる
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父の財布から現金を取った人は結局誰だったんだろう2025/07/27
eremail
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昭和55年に実際に起きた、次男による両親殺害事件のルポルタージュ。理想的なエリート一家の、何不自由無く育った二浪中の心の深淵を鋭く解明していくが、何十年振りの再読だが、非常に解りやすい記事であり、新たに学ぶ所が多かった。2024/08/30
