内容説明
“天上の星以上の星を持つ”と豪語した世界最大の映画会社メトロ・ゴールドウィン・メーヤーは、グレタ・ガルボ、クラーク・ゲイブルなどの大スターを続々と送りだしていった。1920年代から60年代にかけてのアメリカ映画黄金時代を中心にMGM映画の代表的作品123本を採り上げ、貴重な写真とともに紹介した、映画ファン必読の一冊。
目次
1920’s(VALENTINO;NOVARRO)
1930’s(キートンの決死隊;極楽二人組;僕の武勇伝;類猿人ターザンの復讐;風と共に去りぬ)
1940’(VIVIEN SECOND VICTORY;ブーム・タウン;美人劇場;影なき男の影;大草原;愛の調べ;帰郷)
1950’s(戦場;花嫁の父;FLYNN ACTION;二世部隊;GABLE GENE BIG HIT;雨に唄えば)
1960’s(MAD MAN,MAD MANSION;罠を張れ!;消された顔;ACTION;COMEDY;ITALIAN FILM;WAR FILM;SUSPENSE)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
3
映画ファンの大先達、児玉数夫先生がハリウッド・メジャーの代表格MGMの映画を、1920年代から1960年代まで、「風と共に去りぬ」のような名作から、今は忘れられた作品まで、スチールや戦前の映画宣材を交えて紹介した、楽しい一冊。ローレル&ハーディ、「影なき男」シリーズ、お気に入りのサリィ・アイラーズ主演作など、児玉先生御贔屓の作品が並んでいる。60年代になると、何故か「ナポレオン・ソロ」の劇場版を全部紹介しているが、TVドラマの再編集映画を、児玉先生のような昔気質の活動狂が、本編並に扱うとは意外だった。2018/08/15
Gen Kato
1
有名どころじゃない作品が多く採り上げられていて、たのしい。パラマウント篇やワーナー篇、ユニヴァーサル篇、RKO篇もあればいいのに。2016/02/19